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2025年12月31日まで続くブログ

無職を経て今思う事①

隈川は去年の秋頃に会社を辞めて一度無職になりました。
(その後転職して喜んでいたのも束の間、再び無職になり地獄に落ちました笑)

そして今年の8月から再び働き始めたんですが、今思う事色々あります。

①やりたい事なんか探したってしょうがなかった。
去年仕事を辞めた時は、今の自分にはこの仕事が合っていない。突き詰めてやりたい事を探せば、きっと自分の天職と出会えるって思ってました。
そして、まずは日本に存在する職業一覧が載っている本を買って、片っ端から自分の琴線に引っかかる仕事を探したんです。

結果、何も見つからなかった。
多少、こんな事やりたいかな?って仕事はあったんだけど、例えばカメラマンとかインテリアコーディネータとか、家具職人とか・・
でも、本当にそうなりたいって気持ちは持てなかった。というか、この職業に就けば何となく胸を張れそうとか、そういう理想の持ち方だった。
多分だけど、転職して大成功する人はやりたい事のビジョンが明確で、その目標を実現するための情熱を持ち合わせているんだと思う。

勿論、偶然見つけた仕事がドハマりして、天職を見つけたっていうパターンもあるだろうけど、そういうのは運が良かっただけであり、無能な上に理想だけ高い人間は更に下へと落ちていくパターンが殆どなのだと思う。自分がそう。

②険しい道を選んでも、ダメなやつは逃げて終わり
転職活動をしている最中、色んな会社の面接を受けました。
やりたい事が明確に無いので、今まで自分が仕事をしていた建設業界という大枠の中にある色んな職種の会社に行きました。

その中には、それまで自分が仕事としていたCxxとかBxxとかそういう類の会社もあり、割とあっさりと内定が貰えたりもしたのだが、当時の自分としては「その仕事が嫌で辞めたのに、何で同じ環境に戻ろうと思うのか?もっと挑戦しろ!」
って自分に言い聞かせてました。
そして、結局設計事務所に転職したわけです。
今までは図面を作ったり、3Dモデルを作ったりする仕事だけでしたが、思い切って設計の道に入ったのです。
(他業種の人は分かりにくいと思いますが、設計をしなくても単純に図面を作ったりしているだけの人もいるんです。人にもよりますが実務的な知識があんまり無くても、そういう仕事をしている人っていっぱいいるんです。。)

自分としては、すごくいい選択肢を取ったと思った。自分はあのクソ会社を辞めて思い切った決断ができた。人生成功するためにはこういう決断が必要なんだと、クソみたいな達成感に満ち溢れていた。

結果ダメダメでした。
まあ、何がダメだったのかは情けなさ過ぎて書きませんが笑、本当にダメandダメでした。
将来的には一人前の設計者になりたいと思ってます!そのために設計の実務を積みたいんです! なんていう、見てくれのいい偽りの目標を自分に持たせてみたところで、
いざ仕事が始まれば、そんなペラッペラの理想は現実という壁にぶち当たって粉々に砕け散り、やっぱり自分はこんな事がしたいわけじゃなかった・・なんていつもの調子に戻ってしまったのです。我ながらゴミ・・

つまり、何か自分が強くなりたいと思う理想像があるならば、それが本当の気持ちであるなら、人は自然と行動して努力して、多少の失敗にもめげずに頑張れるんだと思うんです。それが無い人は結局逃げる(私です)
そんで地獄に落ちていきましたとさ

③そして今
この豊かな日本という国で衣食住にも困るレベルにまで落ちたので、もう手段は選ばず、今まで自分がやっていた事を仕事にするという選択肢を取りました。
もはや悩んでいる暇も無く、今更後悔する気も無いです。
あーやっぱりパン屋さんやってみれば良かった!とかそういう考えすら一切浮かんでこなくなりました。人間って寸前まで追い込まれると、色々どうでもよくなるらしい。

ただ、前と違っているのは、諦めのような感情?なのか潔く決意したのか?分からないがもう一生この仕事をやり続けて生きていこうと思えたこと。
まあ、この仕事が無くなっても生きれればバイトでも何でもいーやなんて、楽観的に考えることができるようになったこともあり、仕事に対する悩みが吹き飛んでいるのも大きい。

そして何故か、今まで死ぬほどつまらなかった仕事の勉強に何故か以前よりも興味を持てるようになっている事が不思議。