この時期になると毎年ふと思い出すUMBという大会。
各都道府県の代表同士がMCバトルで競い合い、日本一を決める大会なのだが、
NAIKA MCが優勝した年を最後にもうフリースタイルバトルを見ることも無くなった。
MCバトルを初めて見たのはスカパーのBazookaっていう番組で、当時は多分まだバトル自体がアングラの文化で、認知度も低かったのかな？
そのBazookaっていう番組で高校生ラップ選手権が開催されて、それが火付け役？になったのか知らんが若者を中心にラップバトルが流行していった。
とはいっても3回大会まではまだ規模も小さくて、1回目の大会なんかは小さなスタジオで観客っぽいエキストラの中、口喧嘩の延長みたいなラップバトルが繰り広げられる
一種シュールな見世物だった。
それが回を重ねるごとに、会場も広くなり出てくる参加者のスキルも上がり・・
それはUMBも同じことで、初期のUMBなんか今のラップバトルを基準に考えたらもはや見てられないくらい下手くそな人とかいるんだけど、でも正直あの感じが好きというかね、自分はまだフリースタイルバトルがすごく下火な時のあの雰囲気が好きだったんだよ。
バトルMC一人一人に何か不思議な個性があったというか、みんな下手だからこそ、自分にしかできない事をしていた気がして。今はもう目に見えて下手な人の方が少なくて、でも何か皆同じような事を言っているだけな感じがするとか思ったりして。
